【葡萄色の日記 Libroaria オードパルファン】
街がいっせいに色めいて華やぐ一年のおわりの季節。
喧騒から逃れるように入った小さなバー。赤ワインをのみながら日記を開けば、ほのかな明かりをワインがうけて、日記が葡萄色にそまる。
ちょっとしたさびしさが、しだいにやわらいでゆく。そんなしずかでやさしい時間をイメージした香りです。
《香り》
葡萄酒のジューシーな香り立ちから、カシスとローズの甘酸っぱさが広がり、ラストはムスクとブラックベリーが心地よい甘みを残す香りです。
トップノート:赤ワイン、ラズベリー、アップル
ミドルノート:カシス、ローズ、マグノリア
ラストノート:ムスク、ブラックベリー、アンバー
《Story》
一年がおわろうとしている。
街はいっせいに色めいて、ジュエリーボックスをひっくりかえしたように煌めいている。
葉がすっかりおちてしずかに佇んでいるだけだった木々でさえ、何連ものイルミネーションをまとってきらめいていて、粉雪が、きらめく明かりと戯れては溶けてゆく。
街ゆく人々は、誰もが華やいでいるように見える。いくつもの音楽が重なって鳴り響いては風に流れ、音楽と競うようにして哄笑がわきおこる。
ひとりだけ置き去りにされてしまったようで、胸のまんなかがざわめく。
さびしいのかな。さびしい。でも、ひとりでいることがとてもさびしい、というのではない。華やいだ風のなかで、ぽつんととり残されてしまったかのような、それはちょっとしたさびしさだ。
古いビルの奥にあるバーの扉を押す。
カウンターにすわって古い日記帳をとりだし、赤ワインをひとくち飲んで日記を開く。
この一年間の自分の感情のゆらぎが綴られている。泣きたいほどにしあわせを感じたときも、かなしくて涙がかれるほどに泣いたこともあった…。
古びたランプの灯りをうけた赤ワインはやさしい色にかわり、日記帳に色を注いでいる。
ひとつひとつに想いを馳せているうちに、こころがしんとしずまってくる。
それは、もうひとりのわたしが、ふんわりとわたしのさびしさをつつみこんでくれるような感覚。
街の喧騒から身を隠しているかのようなバーで、すこしずつ、さびしさがうすまってゆく、あのやわらかな感覚がほしいとき、わたしは「葡萄色の日記」をまとう。
《容量》
50ml
《配合成分》
エタノール、香料
【葡萄色の日記 Libroaria オードパルファン】
街がいっせいに色めいて華やぐ一年のおわりの季節。
喧騒から逃れるように入った小さなバー。赤ワインをのみながら日記を開けば、ほのかな明かりをワインがうけて、日記が葡萄色にそまる。
ちょっとしたさびしさが、しだいにやわらいでゆく。そんなしずかでやさしい時間をイメージした香りです。
《香り》
葡萄酒のジューシーな香り立ちから、カシスとローズの甘酸っぱさが広がり、ラストはムスクとブラックベリーが心地よい甘みを残す香りです。
トップノート:赤ワイン、ラズベリー、アップル
ミドルノート:カシス、ローズ、マグノリア
ラストノート:ムスク、ブラックベリー、アンバー
《Story》
一年がおわろうとしている。
街はいっせいに色めいて、ジュエリーボックスをひっくりかえしたように煌めいている。
葉がすっかりおちてしずかに佇んでいるだけだった木々でさえ、何連ものイルミネーションをまとってきらめいていて、粉雪が、きらめく明かりと戯れては溶けてゆく。
街ゆく人々は、誰もが華やいでいるように見える。いくつもの音楽が重なって鳴り響いては風に流れ、音楽と競うようにして哄笑がわきおこる。
ひとりだけ置き去りにされてしまったようで、胸のまんなかがざわめく。
さびしいのかな。さびしい。でも、ひとりでいることがとてもさびしい、というのではない。華やいだ風のなかで、ぽつんととり残されてしまったかのような、それはちょっとしたさびしさだ。
古いビルの奥にあるバーの扉を押す。
カウンターにすわって古い日記帳をとりだし、赤ワインをひとくち飲んで日記を開く。
この一年間の自分の感情のゆらぎが綴られている。泣きたいほどにしあわせを感じたときも、かなしくて涙がかれるほどに泣いたこともあった…。
古びたランプの灯りをうけた赤ワインはやさしい色にかわり、日記帳に色を注いでいる。
ひとつひとつに想いを馳せているうちに、こころがしんとしずまってくる。
それは、もうひとりのわたしが、ふんわりとわたしのさびしさをつつみこんでくれるような感覚。
街の喧騒から身を隠しているかのようなバーで、すこしずつ、さびしさがうすまってゆく、あのやわらかな感覚がほしいとき、わたしは「葡萄色の日記」をまとう。
《容量》
50ml
《配合成分》
エタノール、香料